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感覚で観る、鈴木康広展「近所の地球」。

2014.08.13 Wednesday

上野駅でスーパーひたちに乗り、

昨日はじめて水戸の地を踏みました。

鈴木康広展「近所の地球」を観るための小旅行。

 

「景色の万華鏡」「ファスナーの船」「水の切り株」「まばたきの葉」「上/下」‥

こんなにもたくさんの作品を一度に眺められる幸運に酔いながら

独りぐるぐると会場内を歩いていました。

 

途中、研究室を再現された空間を眺めているとき、

ご本人が現れたのです。

アシスタントの方と、メンテナンスをされているとのこと、

やわらかい笑顔で「お久しぶりです。」と声をかけてくださいました。

 

鈴木康広さんと言えば、ボーダーの長袖Tシャツ。

昨日も、その出で立ちで軽やかに場内を行き来されて。

 

わたしは、大好きな作品

水平線を描く鉛筆」へと向かいました。

 

どこにでもありそうなモノを

ひょいと軽やかに〝見立て〟る発想。

それに、心が解放されるような爽快感を覚えます。

 

今朝まで見えていた街と

まったく違う街へ帰るよう。

 

満たされている今に感謝して、

帰り道さえ輝いてみえました。

 

10/19(日)まで開催されています。

 

(写真は、手描きの案内図など)

20140813

 

失敗だって、隠さずに。細川亜衣著「食記帖」

2014.08.12 Tuesday

暑さきびしい昨日、

紀尾井町のCOOK COOP BOOKさんへとことことこ。

テレビや各雑誌での食特集でいつも取材に応えられている

ブックディレクター鈴木めぐみさんと

とりとめなく楽しいおしゃべりを。

 

バーには、酵素ジュースやコーヒー

本物のジンジャーエールなど

喉を潤すドリンクも用意されています。

 

広いテーブルと高い天井の空間で一息

いつの間にかすーっと汗がひいていきました。

 

欲しかった本。

山本祐布子さんが絵を担当された「食記帖」

料理家・細川亜衣さんの久しぶりの著書です。

 

日々召し上がったお料理を、

飾りなくすべて記してある食べたものの日記帖。

 

失敗作も堂々と記されているから、面白くて。

 

これは、去年の8月12日の記録でしょうか。

・・・・・

8月12日 晴れ

不穏な一日。

(中略)

 

史上最悪のとんかつ

 

とんかつは分厚いのが好きだ。

そんなわけで、肉屋に頼んで特別に厚く切ってもらった。

きつね色したカリカリの衣に包まれ、

切った時に淡い淡いピンク色になったとんかつをイメージして

揚げ始める。

 

ぬるい油でゆっくり、ゆっくり。

が、気がつけば衣がすっかりはがれて見るも無惨。

泣く泣く(悔しさと怒りで半狂乱して)皿に盛ったら、

油でギトギトのポークソテーみたいになった。

・・・・・

 

毎日の食事、

プロの方でもこうして失敗されるのね・・・って、

なんだかうれしくて。

 

今日は、何を食べようか。

お料理するのも楽しいね。

20140812

 

映画「LIFE」を観る。

2014.08.11 Monday

嵐の日曜日、

自宅でビデオ鑑賞していました。

監督・制作・主演:ベン・スティラー作品「LIFE」。

 

パッケージに書かれた紹介文をここに。

・・・・・

人生を変える、

冒険が始まる。

 

『LIFE』誌の写真管理部に努めるウォルター(ベン・スティラー)は、

何一つ変わり映えのない日々を繰り返している。

彼の唯一の趣味は、現実から逃避して突飛な空想に浸ること。

 

ある日、

最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがないことに気付いた彼は、

一大決心をしてカメラマン(ショーン・ペン)を探す旅に出発する。

そのありえないほど波乱万丈の冒険は、

彼の人生を一変させていくのだった。

・・・・・

 

きっと、これから観ようとされている方も

たくさんいらっしゃることでしょう。

だから、書き過ぎて台無しにならないように

ほんの少しだけ。

 

わたしたちは、

人生を劇的に変化させるような冒険を、

心のどこかでしたいと思っていたとしても

なかなかすることが出来ません。

 

この地球をくまなく旅することも、

出来ません。

 

してみたいこと全部に

挑戦してみることも難しい。

 

でも、いま こうして生きている。

四苦八苦しながら

泣き笑いしながら

何かに翻弄されながら

 

この命が続く限り生きるって、

素晴らしいと思えました。

 

「LIFE」

これまで観て来た作品の中で、

5本の指に入ります。

20140811

 

 

 

 

 

 

 

 

ろうそくの灯りに。

2014.08.10 Sunday

台風11号の影響で、東京も朝から雷と雨。

風もやや強く、横殴りの雨が景色をぼんやりグレーがけています。

 

久しぶりのまとまった雨と

喜んでいいのか。

各地の台風被害をニュースで聴くたびに

少し逡巡する始末。

明日は、台風一過の青空が覗くのでしょう。

 

台風というと思いだされるのは

子どものころのこと。

台風のたびに、

どうしてか停電になっていました。

 

母が、お仏壇に備えてあるろうそくで

小さな灯りをともしてくれて

妹たちと短い夜を過ごします。

 

ゆらゆらと揺れるろうそくの灯り

見ていて飽きないゆらぎです。

 

いまは、停電に困ることもほとんどなく

仏壇の無い我が家には、ろうそくの備えもありません。

懐かしみながら、

今日みたいな薄暗い昼間に、

ふと、ろうそくの灯りを眺めてみたくなりました。

 

子どものころの思い出より。

 

(写真はネットから)

20140810

ふっと視界が明けるとき。

2014.08.09 Saturday

写真家 在本彌生さんの個展「サイゴン 花夜」は、

今日が最終日。

茅場町に、奇跡的に遺った昭和初期を想わせる古きビルの一室、

森岡書店で開催されています。

 

先日、ふらりと立ち寄ったそこには、

彩度の高い鮮やかなベトナムのいまと

そこに暮らす若い世代のエネルギーが

溢れていました。

 

その色彩溢れる空間の中、

写真集「馬で行く」は、

すーと静かに置かれていて。

 

1991年にソビエトから独立を果たした

キルギス共和国での旅の記録。

 

それは、羊が放牧されている高原を行く途中

急な天候の変化で、

あっと云う間に吹雪で視界が遮られ

雪の中で立ち往生したときのこと。

 

とにかく身体を冷やさないようにと

懸命に歩いてテントを見つけようと彷徨うころ

雪の中から数頭の馬が現れたという。

その馬たちに導かれるように

無事、テントにたどり着くことができたというエピソードが

巻末に記されていました。

 

命の危険を想うほどの厳しい自然に取り残された不安も

ふと視界が広がったときの歓びも

そこにもうひとつの命があった嬉しさも

 

そんな経験したことの無いわたしに、

なぜだかずしんと響いてきて。

 

そう、

渦中に居てどうにも出られなくなった時、

何かふとしたきっかけで

ふっと視界が大きく明けるように。

20140809

 

 

読書サロン「ほん(本)との日記」はじまります。

2014.08.08 Friday

お肌だけでなく、こころも休憩できるところになれたら…という想いから、

ほんのときどき、月曜の夜に、読書サロンをはじめさせていただきます。

こころの襞が一枚、また一枚と重なるような会になれますよう。

ほんとの日記 第一回<中秋の名月を、先人たちと愛でる夜>

わたしたちの曽祖父のころ、

月の満ち欠けをもとに季節をあらわす(旧)暦が使われていました。

 

(旧暦の)8月15日には、

秋の真ん中 中秋の名月として

夜空に輝く満月を眺めつつ

ススキや月見だんごを飾って祝う。

 

子どものころの思い出でございます。

 

ことしの中秋の名月は、9月8日(月)

 

その夜、読書サロン「ほん(本)との日記」にいらっしゃいませんか。

 

みなさまに、おひとり一冊、日記帳を差し上げます。

お気に入りの一節や、感銘を受けた言葉や本のタイトルを

どうぞ思い思いに書き付けて。

 

本は、

すべて読了できずとも、

拾い読みでもいいんです。

忙しくてなかなか読む時間が取れないときに、

無理ない範囲で、ゆるりと本と近づけたなら。

 

読書サロン〝ほんとの日記〟では、

これから、毎回こちらの方3名さまが、

それぞれ得手を十二分に発揮してくださいます。

 

ひとつ。

先人たちが遺してくれた月にまつわる一節を

ヒロイヨミ社 山元伸子さんが選んで読んで話したり。

 

ふたつ。

あゆみ食堂さんが、その名月の夜にふさわしいごはんを

こしらえてくださいます。

 

みっつ。

サニーボーイブックス高橋和也さんの

名月にふさわしい「おまかせの一冊」を

おみやげに。

 

古くは「竹取物語」から始まる、日本人と月との物語。

太陽ではなく月を愛で、

月へ想いを馳せた人々よ。

 

こころの襞を一枚、また一枚と重ねられますよう。

20140723

 

+++++

日時:9月8日(月)19時~21時(満席)

キャンセル待ちのお申込みを受け付けております。

・定員5名

・参加費 おひとり3,000円(税込)

※あゆみ食堂のごはんと、サニーボーイブックスのおまかせの1冊おみやげ付き

・お申込み contact@bihadasora.com

※おなまえ、ご連絡先アドレスと携帯番号、9/8の読書サロンご希望と明記の上、

メールにてお申込みください。

※先着順にて受付し、後程、ご本人様へメールにてご連絡/報告申し上げます。

(ご返信は、一営業日中には必ずお返しいたします。

tateyama@bihadasora.comからのメールを受信

いただけるようにご設定おねがいいたします。)

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ヒロイヨミ社(山元伸子)

1972年生まれ。

書評紙編集を経てブックデザイナー。

言葉を読むための新しいかたちをもとめて、

紙や印刷にこだわった冊子を制作・発行。

製本家都筑晶絵とananas pressとしても活動中。

http://hiroiyomu.blogspot.jp/

 

あゆみ食堂

住所不定の出張食堂。

季節の美味しい食材を使って、お腹も心も喜ぶ楽しい食卓を作ります。

 

SUNNY BOY BOOKS

(さにー・ぼーい・ぶっくす)

東横線・学芸大学駅にほど近い住宅地にある小さな本屋。

幅広いジャンルの古本を中心に新刊書、雑貨などを扱っています。

また小説家や音楽家、アーティストなど様々な人と関わりながら

本と遊び、本を売っています。

 http://www.sunnyboybooks.com/

 

 

クレジットカード、お使いいただけます。

2014.08.07 Thursday

ソラでは、現金でのお支払のほか、

クレジットカードによるお支払いをお選びいただけます。

 

いずれも、一括払いでの決済とさせていただいておりますが、

どうぞ、ご自由にお選びくださいませ。

 

お使いいただけるカード会社さんは、

VISA

Master

JCB

アメリカンエクスプレス

です。

夏祭りを想う。

2014.08.07 Thursday

ふと通りかかった広場で

盆踊りがはじまっていたり、

遠くから打ち上げ花火の音が聴こえたり。

 

この国には、

夏の夜の涼をたのしむ

遊びがいくつか。

 

それとは少し趣が違うけど、

昨日から、ソラのご近所スパイラルホールにて

フューチャー縁日〟なるイベントが開催されています。

 

これまで、ワークショップにお招きさせていただいた作家さんが、

参加されていることもあって

早速、とことこ出かけて参りました。

 

屋台らしく作り込まれたブースひとつひとつに

作家さんの個性が光る展示や仕掛け。

どれも、参加できる面白さがありました。

 

イベントスタッフの方々は、

大学生と思しき若くてイキイキとした方ばかり

はじめてのゲームでも、

やさしく教えてくださいます。

 

なんだかやっているうちに、

すっかりその遊びに夢中になっている自分が居て

 

あゝ夏祭りに来ているようだと思いました。

 

写真は、鈴木康広さんの《まばたきの葉》

20140807

夏ヴァージョン/レモンエアライン0806便

2014.08.06 Wednesday

温度計の針が振り切るように。

 

気持ちの針もジブンの枠を、

 

やすやすと越えていく。

 

どこにもつかみどころのない海と、

 

遠慮のかけらもない太陽が、

 

人間の細胞を、

 

生まれた時と同じ顔つきに戻していく。

 

本のページがめくれない。

 

そんなしあわせもついてくる。

 

 

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◎レモンエアラインが本になりました。

コチラのスペシャルサイトもごらんくださいませ。http://lemonairline.com/

シラスアキコ(文筆家)

クリエイティブユニット「color/カラー」(www.color-81.com)の

コピーライター・クリエイティブディレクターとして活動。

「モノ語りのあるモノづくり」を大切に、

企業のブランディングから商品開発、プロダクトデザインの企画、

広告制作、ラジオCMなどを手がける。

60年代の日本映画とフランス映画、赤ワインが好物。

 

*レモンエアラインは、毎週水曜日に出航です。

こころがふうわりと浮遊する軽やかなじかんを、お楽しみください。*

レモンエアライン/ロゴ

 

 

 

 

お盆も休まず営業しております。

2014.08.06 Wednesday

たいへんな猛暑です。

体温よりも高い気温が記録されるなんて、

ここ最近のことでしょうか。

 

子どものころの田舎暮らしを思い出してみても、

せいぜい32.3℃だったような。

 

暑くて、汗がまとわりつくような湿度の夏。

どうか水分をお摂りになられて、

ご自愛くださいませ。

 

もうすぐお盆を迎えます。

ご先祖さまのお墓参りやお掃除、

家族と過ごす夏をご予定の方も多くいらっしゃるでしょう。

 

ソラは、引き続き、お盆も休まず営業しております。

たいせつな方とご一緒に、

おふたり同時のトリートメントも承れます。

 

この夏がんばったご自分へのごほうびに、

ソラのフェイシャルトリートメントはいかがでしょう。

 

いま、おむすびまるさんかくさんから分けていただいた

赤紫蘇ジュースをお召し上がりいただけます。

 

赤紫蘇にはポリフェノールとビタミンが豊富に含まれています。

体力消耗した夏に、一服の清涼をどうぞ。

 

ご予約は24時間いつでもご予約フォームで受付中。

http://bihadasora.com/yoyaku

 

(写真は、おむすびまるさんかくさんのサイトより)

20140806

 

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